バナーのパフォーマンスが気になるときに実施したいのがABテストです。どのようなメリットを期待できるでしょうか。実施にあたり気を付けたいポイントとあわせて解説いたします。
ABテストを実施すれば、バナーのクリック率などを向上させられる可能性があります。2パターン以上のバナーを表示して、それぞれの効果を検証できるからです。例えば、既存のバナーとコピーを変更したバナーを比較するなどが考えられます。新しいバナーのほうが効果的と考えられていても、実際にABテストを実施するとそうではないこともあります。仮説を検証できる点はABテストの大きな魅力です。
同じバナーでもクリック率などはターゲットにより異なります。設定を変更することで、バナーとターゲットの相性を評価できる点もABテストの魅力です。例えば、20代に効果的なバナーを40代に配信したため、期待した結果を得られないこともあります。ABテストを実施すれば、ターゲットの年齢、性別、趣味、年収などを変更して、結果につながりやすいバナーを見極められる可能性があります。
ABテストを実施する前に、目的とターゲットを定めて仮説を立てます。例えば「クリック率が低い原因はバナーのサイズが小さすぎるから」などが考えられます。仮説を立てずにテストを実施すると、結果の良し悪しに関わらず、なぜそうなったのかを把握しにくくなります。したがって、次のABテストへつなげられません。何かしらの考えをもってABテストを行うことが重要です。
比較するバナーの変更点はできるだけ少なくします。できれば1カ所が望ましいでしょう。サイズだけ、カラーだけ、コピーだけなどが考えられます。変更点が多くなると、結果に影響したポイントがわかりにくくなるからです。例えば、既存のバナーAとサイズ・カラー・コピーを変更したバナーBでABテストを実施したとします。Bのクリック率が高かったとしても、サイズ・カラー・コピーのどれが影響したかわかりません。したがって、結果をバナーに活かしにくくなります。
ABテストは、1度で終わるものではありません。仮説と検証を繰り返して精度を高めていきます。仮にゴールへ到達したとしても、ユーザーのニーズは時間の経過とともに変化します。したがって、継続的な実施が欠かせません。長期的な視点で取り組みましょう。
バナーを対象にABテストを実施することで、クリック率やCVRの向上などを期待できます。ユーザーの反応をもとに、修正などを加えていけるからです。テストのポイントは、修正点を絞り込むことといえるでしょう。結果に影響したポイントを明らかにすることが重要です。また、仮説を立てて継続的に取り組むことも欠かせません。検証を繰り返すとユーザーのニーズを捉えやすくなります。ABテストに活用したいツールは、以下の記事で紹介しています。実施を検討している方は参考にしてください。
成果に繋がる“本気のABテスト”に必要な
おすすめのABテストツール3選
※ 参照元:DLPO公式サイト
(https://dlpo.jp/)
2011~2014年 LPOツール売上額が4年連続1位より
※ 参照元:Optimizely公式サイト
(https://optimizely.gaprise.jp/ )
2022年9月時点
※ 参照元:VWO公式サイト
(https://vwo.com/customers/)
2022年9月時点