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複数ページテスト(ファネルテスト)

複数ページテスト(ファネルテスト)とは?詳しく解説

ABテストはテストするページとオリジナルページの2パターン比較になりますが、1ページだけでなく複数のページに渡って施した変更をテストしたいときに便利なのが複数ページテスト(ファネルテスト)と呼ばれる機能です。

マルチページテスト」とも呼ばれていたり、Google オプティマイズでは「マルチページエクスペリエンス」という名称になっていたりしますが、基本的な機能の概要は変わりません。

複数ページテストは、同ページのAパターン・Bパターンだけでなく、リンク先も対象に、一部の要素を切り替えてページごとのパターンを比較します。
ページ毎でどのようなやり取りがあったのかを追跡することで、効果的なデザインが分析できるようになります。

例えば、通販サイトにおいて商品を購入する場合では、商品一覧ページから商品説明ページ、商品購入ページとページ移動していきます。ただ、なかには途中で離脱されてしまう場合もあるでしょう。
異なるパターンの間の行き来はできないように制御した上で、複数のページの要素を切り替え、ページ移動のパターンを一貫してテストします。

商品カテゴリのページから、商品詳細ページ、カートに入れ、配送方法を選択し、支払い方法を選択し、購入するといった導線の中で、それぞれにボタンの位置や色を変えたり、レイアウトを変更することで、どのパータンだと最終的な購入CV率が高いのか、等を導線ごとテストできるため、単純な単体テストでは見えてこなかった結果が見えてくることがあります。

複数ページテストの2つの方法

複数ページテストの実施方法は2種類あります。

一つ目はサイトを訪れたユーザーが通るサイトをすべてピックアップし、それぞれに新しいデザインを作成して「既存ページと比較」する方法です。
単純に、既存ページ導線との比較ができる分かりやすいテストです。

もう一つは、セキュリティバッジやおすすめ情報、値引き情報、特集バナーなどの要素を追加・削除することで、それぞれのテストページのコンバージョンにどのような影響があるのかをテストするものです。
ユーザーが何を気にして、その結果それがその後どう行動にあらわれるのかを見たいときにはこういった方法も試すことができます。

複数ページテストのメリット

複数ページテストの作成はツールを使えば比較的簡単に実装でき、信頼性の高いデータを短時間で得られるといったメリットがあります。

異なるページ(パターン)間での行き来ができないように制御されていますので、ユーザーに常に同じ体験でのテストを実施することができます。
同じ変更を複数のページに行うことで、ユーザーが他のページに移動してもデザイン変更に気を取られることなく続けられます。

また、テストパターンが少なければトラフィックも少なくすみ、短期間でのデータ取得が可能になります。また、各ページに加えた個々の変数の影響を判断するのも流れに沿って計測するため、分かりやすいです。

複数ページテストが有効なケース

複数ページテストは、通販サイトなどユーザーのアクションが異なる動きをするサイトなどでよく使われています。

例えば、通販サイトでは商品一覧から商品詳細、購入とページを進めていきますが、複数ページテストではサイト全体のカラーやボタンのデザインを変更、機能性やデザイン性などのテーマを変更したりし、ページごとに効果を比較できます。

異なるパターンへのページには行けないように制御されているので、パターン数が少ない小規模サイトでも応用できる検証方法です。パターンが多くなると、多くのユーザー訪問が必要になり、正しい計測には時間もかかります。

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注意点

注意点としては、ツールによっては個別のCVポイントを設定できない(計測できない)ことがあります。

せっかくユーザーの一連の行動パターンを計測できるテストですが、メインで計測すべきゴール(例えば購入)と、サブで計測したいゴール(例えば「次へ」のクリックや「新規会員登録へ進む」など)など、ユーザー行動をより網羅的に比較したい場合、それに対応していないツールもあります。

改めて、テストを実施する前に、どのような仮説を立てて、どのようなデータが欲しいのかを明確にした上でテストを実施するとよいでしょう。
必要によっては、詳細な検証が可能なツール選定から検討してみてはいかがでしょうか。

まとめ

同じページ内だけでなく、移動先のページも含めて検証できる複数ページテストは、一部の要素を変えることでページごとにパターンを比較でき、主に通販サイトなどで有効的な機能です。

本格的なABテストを実行するためには、テストの目的や、自社のサイト性質、流入ユーザーに合わせて適切な機能が必要です。

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