Webサイトの検索順位を向上させるため取り組みたいのがSEOです。ABテストはSEOにも活用できます。その理由と取り組みのポイントを解説します。
ABテストは、SEOにも役立つ可能性があります。施策Aと施策Bを比較して、効果を見極められるからです。この作業を行わず一方の施策を全コンテンツへ導入すると、全コンテンツの検索順位が下落してしまう恐れがあります。「時間をかけて施策を導入したけど逆効果だった」などが起こりえます。事前にABテストを実施しておけば、効果のある施策を見極めたうえで導入を図れます。全コンテンツへ展開することで、Webサイト全体の順位を底上げできる可能性があるでしょう。
また、ABテストを実施することによりクリック数やCV率などを数値で計測でき、向上を図れる点も魅力です。SEOで検索順位が上がったとしても、クリック率やCV率が低いままだと結果には結び付きません。Webサイトを見てもらえない、具体的なアクションにつなげられないと考えられるからです。ABテストはSEOならびにWebサイトの品質向上に役立つといえるでしょう。
ABテストを実施するときは、検索結果への悪影響を抑えなければなりません。ABテスト時に、Google検索への悪影響を抑える方法は次の通りです。
クローキングは、ユーザーと検索エンジンに異なるコンテンツを提示する行為です。ガイドライン違反にあたるためペナルティを受ける恐れがあります。ABテストでは、リンク・リダイレクトを活用します。
テストするポイントあるいは記事は、ABテストの目的をもとに仮説を立てて決定します。ABテストの目的は、アクセス数や滞在時間の増加、CV率の向上などになることが多いでしょう。これらの妨げになっている改善点をユーザー目線で探してテストを実施します。アクセス解析ツールなどを活用すると、合理的な仮説をたてやすくなります。
Webサイトのタイトル・見出しは、ユーザーが注目する要素のひとつです。これらが検索意図を満たしていないと、タイトルだけを見て、あるいは見出しだけを流し読みして離脱してしまうケースもあります。好ましいタイトル・見出しは、検索順位に良い影響を与えるでしょう。直帰率が高い場合などは、ABテストでタイトル・見出しを見直すとよいかもしれません。
施策の効果を比較できるABテストは、SEOにも良い影響を与える可能性があります。効果を見極めたうえで施策を展開できるからです。また、クリック率やCV率の向上を図れるため結果にもつながりやすくなります。Webサイトの品質を見直したい方はABテストを実施してみてはいかがでしょうか。当サイトでは、実行力に定評があるおすすめのABテストツールを紹介しています。導入を検討中の方は、以下の記事も参考にしてください。
成果に繋がる“本気のABテスト”に必要な
おすすめのABテストツール3選
※ 参照元:DLPO公式サイト
(https://dlpo.jp/)
2011~2014年 LPOツール売上額が4年連続1位より
※ 参照元:Optimizely公式サイト
(https://optimizely.gaprise.jp/ )
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※ 参照元:VWO公式サイト
(https://vwo.com/customers/)
2022年9月時点