アイコンとは、パソコンやスマートフォンなどの画面上に表示するシンボルやマーク、絵などのことです。中身の内容を端的に表すものと、企業などがシンボルとして使うものに分けられます。本記事では、ユーザーからのクリックやダウンロードに繋げるために役立つABテストについて紹介します。
アイコンのABテストとは、アプリケーションなどに使うアイコンのデザインを複数用意し、同時に異なるデザインのアイコンを公開して効果を比較・検証する方法です。
アイコンが正しくユーザーに用途を伝えているか、ユーザーにとって魅力的なデザインかといった点をABテストで検証します。
まったく同じ内容を伝えているアイコンでも、デザインによって波及効果には差が生まれます。たとえば、モノクロのアイコンとカラーのアイコンでは、色による心理的作用がユーザーの評価や行動を左右します。
色だけではなくサイズや細かい要素の配置もユーザーの意思や行動を左右するため、ABテストを行うことで、客観的な判断材料が得られます。
ABテストによって得られた結果をもとに、さらなるデザインの改善が加えられます。アイコンの文字を外すべきか、色をどう活かすかといった細かい判断がしやすくなるでしょう。
アプリなどのアイコンは、アプリストアのガイドラインに沿ったものを用意しましょう。寸法・形状・色やその他のルールを遵守し、テストに使う画像を複数種類用意してください。
ABテストでは、クリック率などのパフォーマンスを比較したい素材を並べてテストします。
テストツールの一例として、Google Playに掲載するアプリのアイコンは「Google Play Developer Console」が活用できます。ABテストツールが統合されているため、どの画像やテキストが効果的かを確認することができます。
Google Play Consoleのページを開き、「ストア掲載情報のテスト機能」から「成長」「ストアでの表示」「ストア掲載情報のテスト機能」「テストを作成」を順にクリックします。テスト名やストアの掲載情報を選択し、テストのタイプを選択してください。
「次へ」でテストのセットアップページに移ります。ストアの掲載情報・バリエーション・項目などを画面上の手順に沿って選択し、テストの目標を追加して「テストを実行」します。
セットアップをその場で終えず、後から終了する際には「保存」を押してください。
「ストア掲載情報のテスト機能」から「成長」「ストアでの表示」「ストア掲載情報のテスト機能」へ移動し、確認したいテストの行にある右矢印を選択して「結果」からテストの結果を確認します。
素材ごとのパフォーマンスを確認できますが、十分なデータが収集できない場合は「追加データが必要です」と表示されることがあります。
アイコンのABテストは、パフォーマンスを検証したい素材を並べて検証できる方法です。アプリアイコンなど、多くのユーザーの目にとまる素材は事前にABテストを実行し、効果を確認しましょう。
当サイトでは、ABテストの方法や事例、仮説の立て方や動画の検証方法といった、ABテストにまつわる幅広い情報を掲載しています。
クリック率やコンバージョン率の向上にABテストを活用しようと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
成果に繋がる“本気のABテスト”に必要な
おすすめのABテストツール3選
※ 参照元:DLPO公式サイト
(https://dlpo.jp/)
2011~2014年 LPOツール売上額が4年連続1位より
※ 参照元:Optimizely公式サイト
(https://optimizely.gaprise.jp/ )
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※ 参照元:VWO公式サイト
(https://vwo.com/customers/)
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