より効果の高いDM(ダイレクトメール)を送付するために、ABテストを実施することが有効です。本記事では、DMにABテストを活用する方法や、実施する上でのポイントについて解説します。
ABテストを行うためには、比較するDMを数種類制作する必要があります。まずは仮説を立て、その仮説に基づいたDMを制作して検証する流れです。DMの制作には、キャッチコピーやレイアウト、価格や商品説明などさまざまな要素があります。それぞれの要素に異なる内容を盛り込んだDMを制作します。
できるだけ同じ条件のユーザーに、DMを配布します。枚数はもちろん、ユーザーの年齢や性別、居住地域、配送する日付などの条件を同じにすることで、より正確にテスト結果を検証することが可能です。
DMの反応を集計し、分析します。DMの送付から分析までは、1〜3ヶ月ほどの期間を設けることが望ましいです。DMの内容によって反響が出るまでの期間が異なるケースがあるため、長めに期間を設けることをおすすめします。
A案とB案、どちらかの反応がよかった場合は、反応のよかったDMを採用してほかのユーザーにも送付しましょう。または、さらに仮説を立ててABテストを行い、効果の高いDMの要素を絞り込むことも有効です。
ある企業では、短期アルバイトの求人サイトを運営しています。事業者への短期バイトの募集を促すため、事業者にDMを送り事業の認知度向上を図ることにしました。より効果の高いDMを送付するために、ABテストを実施している印刷会社に依頼。
ABテストを行うことで反響の出やすいDMを送付できたそうです。その結果、DMを送付した事業者に電話営業をかけると、すでに認知してもらえていることから成約率が向上しました。
参照元:ラクスル(https://raksul.com/magazine/voice/indival/)
ある印刷会社では、クライアント企業の依頼によりDMのABテストを実施しました。落ち着いたデザインと派手なイメージのデザインの2種類でDMを制作。ABテストを行ったところ、派手なデザインの反響が高いという結果になりました。この結果をもちいてターゲット設定と施策を行い、反響の高いDM制作に成功しています。
参照元:KWIX(https://www.kwix.co.jp/case-study/505)
DMのABテストは、自社でDMを制作している事業者が行っているほか、印刷会社でもABテストを行った上でターゲットを絞り込み、より効果の高いDM制作を行っています。デザインやキャッチコピーなど、さまざまな要素に仮説を立てて繰り返しABテストを実施することで、より反響の高いDMの製作が可能です。
以下のホームページでは、ABテストを行う上で活躍するツールをご紹介しています。ツールの特徴や価格など、導入する上で知っておきたい情報を網羅していますので、ぜひ参考にしてください。
成果に繋がる“本気のABテスト”に必要な
おすすめのABテストツール3選
※ 参照元:DLPO公式サイト
(https://dlpo.jp/)
2011~2014年 LPOツール売上額が4年連続1位より
※ 参照元:Optimizely公式サイト
(https://optimizely.gaprise.jp/ )
2022年9月時点
※ 参照元:VWO公式サイト
(https://vwo.com/customers/)
2022年9月時点