リスティング広告のABテスト
リスティング広告のパフォーマンスを分析するための「ABテスト」。本記事では、ABテストを実施するメリットや、ABテストを行う手順などについてご紹介します。
リスティング広告でABテストを実施するメリット
短期間での広告効果を期待できる
ABテストはいつでも実施でき、またテストの工程が少ないため、短期間で広告効果を実感できる点がメリットのひとつです。1週間を目安に実施することができるため、短期間で問題点を改善して、広告効果の向上が期待できます。
コストパフォーマンスの高い広告運用が可能
ABテストは、元のサイトであるAの一部を変更してBとし、テストを実行します。サイト全体を変更するが必要ないため、少ない作業工数でテストの実行が可能です。
LP(ランディングページ)の改善に役立つ
事前にABテストでLPの改善点を特定できれば、適切な修正が可能です。LPのリニューアルには費用がかかるため、ABテストの結果をもとに無駄のないLPに修正できれば、低コストで有効な改善が見込めます。
リスティング広告でABテストを行う具体的手順
具体的な目標を立てる
ABテストはコンバージョン率を向上させる目的で実施しますが、その目的を達成させるための具体的な目標を立てます。例えば、「LPの直帰率を下げる」、バナー広告であれば「クリック率を上げる」などの具体的な目標を立てることで、テスト実施後の改善ポイントが明確になります。このときに立てる目標は、コンバージョンに影響しやすい要素、改善しやすい要素の選択がポイントです。
評価の基準を設定する
目標に応じた評価基準を設定します。クリック数の向上と直帰率の低下を目標に設定した場合は、クリック数向上に応じたABテストを、LPからの直帰率の低下を目標に設定した場合は、それぞれの目標ごとにABテストを実施します。
予算を設定する
ABテストにおける予算を設定します。クリック率を評価基準と設定したときは、100クリックのデータを参照することが望ましいです。この場合、クリック単価にクリック数の100を掛けた値をABテストの最低予算として設定します。
ABテストの実施
実際にABテストを実施します。ABテストの実行時には、できるだけ多くのデータを集める点とテスト中にサイトや広告の内容を変更しない点がポイントです。テストの途中で変更を加えてしまうと、データの正確な計測ができず、正しい分析結果が得られないので注意してください。
結果を分析する
ABテスト後は、設定した目標に対する結果を確認し、分析します。目標に対する結果を判断しにくい場合は、再度目標を設定し直した上でABテストを行い、さらなる結果を分析して、広告やサイトの改善に活かしましょう。
まとめ
ABテストを行って細かい要素を改善すると、コンバージョン率を高められます。テストと修正を繰り返すことで、サイトの精度の向上につながりますので、ぜひ実践されることをおすすめします。
以下のホームページでは、ABテストを実践する上で役立つ画期的なツールをご紹介しています。ぜひ参考にしてください。
成果に繋がる“本気のABテスト”に必要な
おすすめのABテストツール3選
関連記事
「実行力」のある
ABテストツール3選
正確なテストを高速で回せるツールが、CVR改善の強力な武器となります。
本格的・効率的なデータ検証が期待できる「6つの機能」を網羅しているABテストツールから、
企業タイプ別に3種を提案します。
丁寧なコンサル&サポートで
自走力を付けたい
成長企業には
DLPO
引用元:DLPO公式サイト
https://dlpo.jp/
こんな担当者にオススメ!
コンサルから学び、
自社の成功パターンを
確立させたい担当者
- 2007年からサービスを提供し続け、国内No.1の導入実績(800社以上)※
- 自社開発だからこその迅速なサポート&国内市場にフィットした丁寧なコンサルティング
- 各種DMPとの連携にも柔軟に対応し、外部データを活用した多角的なテストが得意
公式サイトで
事例をチェック
電話ボタン
さらに詳しい
特徴を知りたい
開発・販売:株式会社DLPO
グローバルスタンダードの
定番ツールを求める
安定企業には
Optimizely
引用元:Optmizely代理店公式サイト
https://optimizely.gaprise.jp/
こんな担当者にオススメ!
サイト改善の必要性を
社内に強く提唱
していきたい担当者
- 全世界で導入実績8,000社の圧倒的な人気を誇る、ABテストの定番ツール※
- 米スタンフォード大学と共同開発した統計エンジンにより、短期間で誤差の少ないテスト
- MicrosoftやIBMといった世界の名だたるIT企業の導入も多く、参考事例が多い
公式サイトで
事例をチェック
電話ボタン
さらに詳しい
特徴を知りたい
開発:米Optimizely社
国内販売代理店:株式会社ギャプライズ
マーケティングツールを
はじめて導入する
新興企業には
VWO
(Visual Website Optimizer)
引用元:Visual Website Optimizer代理店公式サイト
https://www.assion.co.jp/lp/05b/
こんな担当者にオススメ!
サイトの分析から
スモールスタート
していきたい担当者
- IT企業ひしめくインド発。Disneyやebayをはじめとする全世界2,500社の導入実績※
- ヒートマップやマウストラッカーといったサイト分析が行える機能と、シンプルなUI設計
- 「可能性」からテスト結果を導き出す検定法により、短期間・少サンプルでも対応可能
公式サイトで
事例をチェック
電話ボタン
さらに詳しい
特徴を知りたい
開発:印Wingify社
国内販売代理店:株式会社アッション
【選定条件】
Googleで「ABテストツール」と検索して表示される、ABテスト機能を有するツール44種を調査。(2022年7月15日時点)
「実行力」を持つ指標として、下記の機能を満たすもの、かつ日本語対応しているツールを3つ選定しました。
多変量テスト/複数ページテスト/リダイレクトテスト/セグメント機能/パーソナライズ機能/トラフィックの割り当て機能
また、下記メリットにより各企業タイプ(各担当者)へ推奨としています。
・成長企業 … 充実したコンサルサポートにより、社内のCROリテラシー醸成に期待できる
・安定起業 … 世界的実績数による信頼性から、更なるCRO改善に必要なツール導入提案に有効的
・振興企業 … 分析ツールを有し、小規模実施もできることから、スタートアップのCRO施策に適している